このブログで赤ワインと白ワインについてご紹介しましたが、
「ロゼワイン」というタイプがあります。
(赤ワインと白ワインの記事はこちら)
ロゼワインは以前からあったタイプのワインですが、
消費量が拡大したのは、今世紀に入ってからです。
特にアメリカ市場で人気が高まり消費量が増えました。
ロゼワインとは一体どういうワインなのか少しご紹介してみます。
ロゼワインとは
ロゼというにはフランス語でバラ色のことです。
見た目通りピンク色をしたワインを総称してロゼワインと呼んでいます。
一言でいうと赤ワインと白ワインのいいとこどりをしたようなワインです。
赤ワインと白ワインの記事でご紹介した通り、
両者の違いは原料の果実に圧力をかけてしぼるのが「発酵の前」か、「発酵の後」かという製造方法に起因します。
(赤ワインと白ワインの記事はこちら)
ロゼワインの場合は、どちらの製法からも造られています。
ただ、「発酵の前」にしぼる白ワイン製法だと色が薄く、
「発酵の後」にしぼる赤ワイン製法に近い製法だと色が濃くなります。
ロゼワインがピンク色といっても、薄いピンク色のものもあれば、
濃く赤色に近いものもあるのです。
ロゼワインと料理のペアリング
赤ワインと白ワインのいいとこどりのロゼワインは、
あまり悩むことなくいろんな料理とペアリングできます。
ロゼワインの場合、色合いがダイレクトに味わいに出ます。
淡いピンク色の場合は、白ワインに近く、
濃いピンク色の場合は赤ワインに近くなります。
淡いピンク色のロゼワインはヘルシーな料理に、
濃いピンク色のロゼワインは肉料理と一緒にどうぞ。
ロゼワインは赤ワインや白ワインに比べ、
守備範囲が広いので合わせる料理の幅が広くなります。
ロゼワインの消費が拡大した理由
近年、世界でロゼワインが人気なのはその色合いです。
SNSでの移り映えがよく、初心者にも受け入れられたためといわれています。
いわゆるインスタ映えですね。
それから気軽さです。
じっくりとワインを飲むというよりも、
氷を入れて飲んだり、
ジュースと割ったり、
ワインの常識とは関係なく自由に飲まれています。
そんなロゼワインならではのスタイルが受け入れられているようです。
ニューヨークでは「フロゼ」といって、ロゼワインを凍らせ、
イチゴやレモンジュースを混ぜてシャーベット状にした
フローズンカクテルが流行したことがあるそうです。
まとめ
日本ではまだ一般的ではないようですが、
フランスやアメリカでは市場が急拡大したロゼワイン。
色合いよく気軽で、日常によくなじむロゼワインを
自由に楽しんでみてはいかがでしょうか。
ロゼワインはこちらでごらんいただけます。
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