ワインを飲むときにはどんなグラスを使われていますか?
家庭でワインを楽しんでいらっしゃる方は、ワイングラスを揃えていらっしゃると思います。
かといって、どこのご家庭にもワイングラスがあるわけでもないと思います。
一人暮らしであまり収納スペースのない方はワイングラスは邪魔に感じるかもしれません。
ワインの味わいはワイングラスによって変わる
グラスの形状によって、ワインが口に広がる量やスピードが変わります。
また、グラスによって触れる味覚部分が違ってきます。
そのため、ワインの味わいはワイングラスによって変わるといわれています。
数十年、数百年かけてワイングラスは機能性を追求した結果、現在の形状になっています。
ワイングラスの特徴
ワインの色合いを楽しむために、ほとんどのワイングラスは無色透明です。
ワイングラスはチューリップのような独特のふくらみのある形をしています。
このふくらみの部分を「ボウル」といいます。
「ボウル」は香りの停滞空間としてあり、大きさや丸みによって香りの立ち方が変わります。
口がすぼまっていますが、すぼまりがきついものと緩やかなものがあります。
ワイングラスには脚がついていますが、この脚を「ステム」といいます。
手の温度がワインに伝わらないようにする役割があります。
ワイン種類別のおすすめグラス
赤ワイン
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渋みがしっかりしているワインなら、口のすぼまりが緩やかなものをお奨めします。
香りが立ちやすくワインが口の中へよく広がり、渋みがまろやかに感じられます。
酸味がしっかりしているワインなら、口がすぼまったものがお奨めです。
芳香な香りを逃がさないほか、ワインの口の中での広がりがゆっくりで、程よい酸味となります。
白ワイン・ロゼワイン
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冷やして飲む白ワインやロゼワインは、ボウルの部分が中程度のものが向いています。
冷やして飲むワインはボウルが小さいと温度が早く上がってしまいます。
ボウルが大きすぎると飲むのに時間がかかり、温かくなってしまいます。
脚(ステム)は長い方が手の温度がワインに伝わりにくくなります。
スパークリングワイン
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細長いフルート型のグラスをお奨めします。
泡立ちがとてもきれいに見え、香りも持続しやすいです。
ワインが空気と触れる表面積が小さい分、泡が長持ちします。
ワイングラスは必要か?
少し高めのワインを飲むのであれば、気分的にもワイングラスを揃えていた方がいいと思います。
とりあえず、紹介した3タイプがあればいいと思います。
ワインに興味がでてきて、もっとおいしく飲みたいと思うようになれば、自然とグラスにもこだわりがでてくると思います。
収納がないとか、物を増やしたくないという方は、兼用の万能ワイングラスがありますので、2人分だけでも食器棚にならべておくといいですよ。
ワインの形式ばったところが嫌いで、自由に楽しみたいという方には、無色透明なタンブラーグラスとかロックグラスをお奨めします。
ロックワインも楽しめますし、耐熱ガラスのものを選べば、ホットワインも楽しめます。
ワインを飲まない日は、焼酎や日本酒も楽しめます。
休肝日にはお茶や牛乳でも、なんにでも使えます。
ちなみに、私はテーブルワインを飲むときは、ビール用の中ジョッキに氷を入れて飲んでいます。
2杯飲めばちょうどワイン1本分になり、サイズ感もばっちりです。
まとめ
ワインの魅力に引き込まれたら、自然とワインの魅力を引き立たせるワイングラスにも目が向きます。
そうでなければ、どんなグラスで飲もうが自由です。
無理せず、自分のスタイルに合わせて楽しむのが、いちばんおいしいワインの飲み方だと思います。
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