生産国別ワインの特徴 その2 イタリア編

ワイン

世界最大の生産量を誇るイタリアワインは、多くのイタリア土着品種が原料であることから、多様なワインが生み出されるのが特徴です。

かねては「質より量」という風潮もありました。

1970年代以降は高品質なワイン造りを目指す動きが起きたことで、イタリアワインは近代化と高品質化が進んでいます。

イタリアワインの産地

ビエモンテ

アルプス山脈の南側の山岳・丘陵地帯で、黒ブドウ「ネッツビオーロ」の産地です。

高級赤ワイン「バローロ」や「バルバレスコ」が造られる産地です。

スパークリングワイン「スプマンテ」や白ワインも、単一品種で優れたワインが生み出されています。

ヴェネト、トスカーナ、シチリア

全土でブドウが作られているイタリアですが、ワインの産地として有名なのは、 ビエモンテ 、ヴェネト、トスカーナ、シチリア等です。

なかでもヴェネトはイタリアの中でも最大のワイン産地です。

イタリアのワイン法

1700年代にはワイン法が定められていたイタリア、統一ワイン法は1963年施行です。

イタリアワイン法による4分類

DOCG ・・・統制保障原産地呼称ワイン

DOC  ・・・統制原産地呼称ワイン

IGT  ・・・地域特性表示ワイン

VdT  ・・・テーブルワイン

EUのワイン法による3分類

2008年からEUのワイン法により3分類されるようになりました。

イタリア国内産のワインは従来通り4分類表示が認められています。

D.O.P ・・・保護産地呼称ワイン

I.G.P  ・・・保護地理表示ワイン

Vino  ・・・テーブルワイン

ワイン法では最下位に分離される「Vino」ですが、厳しい規定にとらわれず自由にワインを造ることができます。一部には 「Vino」 であっても高品質でおいしい銘柄もあります。

まとめ

イタリア全土で栽培されるブドウですが、ヨーロッパの代表品種に加え、イタリアの土着品種が多く作られています。

イタリアの気候も特徴があります。

温暖で日照時間が長いことからブドウが完熟しやすいです。

ブドウの生育期に雨が少なく、病気が発生しにくい好条件がそろっています。

ストレスの少ない土地で作られるため、 ワインの原料となるブドウが活き活きとしています。

土着品種がワインの個性を生んでおり、多様なワインが楽しめるのがイタリアワインの最大の特徴です。

活き活きとした原料から造られるワインもまた活き活きとしています。

陽気なイタリアワインのお気に入りの一本をみつけてみませんか?

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