生産国別ワインの特徴 その1 フランス編

ワイン

自分の好みに合わせてワインを選ぶのは楽しいものです。

しかし、世界中で生産されているワインには実に多数の銘柄があります。

ワイン選びに悩むこともありますよね?

ワインを選ぶとき、国別にワインの特徴を知っておけば、少しは参考になると思います。

ワイン造りの中心地と言えばフランス

歴史的に見ても生産量で見ても、フランスはイタリアと並び、ワイン造りの中心地といえます。

フランスは全土でブドウが生産されています。

しかも生産地の土壌や気候に合わせて多種多様な品種が栽培されています。

生産されるワインが多種多様であるのも、多くの品種のブドウが栽培されるためです。

ワインの2大銘醸地といえば「ボルドー」と「ブルゴーニュ」

重要な赤ワイン産地「ボルドー」

ボルドーといえば、カルベネソーヴィニヨン、メルローなどタンニンの多い品種を使い、重厚な赤ワインを生み出すことで知られています。

特に長期熟成の赤ワインを造るメドック地区が有名です。

ボルドーで生産されるワインのほとんどが赤ワインで、数種類の品種をブレンドして造られます。

しっかりとした風格で、いかり肩が特徴的なボトルに詰められています。

格付けはシャトーごとになされます。

なめらかで繊細なワイン産地「ブルゴーニュ」

ピノノワールを原料とし、ベルベットや絹のような口当たりのなめらかで繊細なワインを生み出すのがブルゴーニュです。

なで肩の丸みを帯びたボトルに詰められます。

ブルゴーニュのワインは単一品種で造られます。

赤ワインはピノノワールで、白ワインにはシャルドネが使用されることが多いようです。

格付けはブドウ畑ごとになされます。

「シャンパーニュ」を忘れてはいけません

繊細でクリーミーな泡を生み出すシャンパーニュ。お祝い事の席に好んで使われています。

厳格な基準とブランド力で、値段はそれなりにしますが品質は世界最高水準です。

スパークリングワインといえばまずシャンパーニュを思い浮かべるのではないでしょうか?

原産地呼称統制法 A.O.C が徹底されている

フランスでは原産地呼称統制法 A.O.C によって、各産地で使用できる原料の品種や採取法、製造方法が細かく決められています。

フランスのワインを原産地付きで市場に送り出すには、この厳しい基準を守らなければなりません。

フランスワインは 原産地呼称統制法 A.O.C により、風味や味わいにブレがなく高い品質を維持しているのです。

原産地呼称統制法 A.O.Cの最大の目的は、産地の個性を守り品質水準を保持することにあります。

フランスワインは値段が高い?

原産地呼称統制法 A.O.C によって高い品質を誇るフランスワインは「高い」というイメージを持たれやすいのは事実と思います。

決められた原料と採取法、製造方法を守る手間とブランド力により、価格帯の高いワインが多数市場に送り出されています。

この価格帯の高いワインの分野においては、フランスワインでしか味わうことのできない魅力的な銘柄が出そろっています。

しかし、値段がお手頃なテーブルワインから、高級ワインまで幅広い用途のワインがそろうのもフランスワインの特徴です。

産地ごとに格付けがあるフランスワイン

フランスワインは、ブドウ畑のある地区やブドウ畑の質、またはワインを生産するシャトーごとに格付けがされています。

地名が狭い地域に絞られるほど、格付けが高い高級ワインになります。

格付けがワインの質と完全に一致しているわけではないですが、おおまかな目安となるものです。

しかし、格付けがなされていないワインにも、素晴らしい銘柄はたくさんあります。

手ごろな価格ながらも産地の特徴をよく表したおいしいワインを探すのも、フランスワインの楽しみ方のひとつです。

まとめ

フランスがワイン造りの中心地であり続けるのは、ワイン造りに適した風土であることと、独自のワイン法により厳しい基準があるためかもしれません。

産地によって違った味わいであるため、多種多様なワインが造られるのもフランスワインの魅力です。

ぜひ、自分に合ったお気に入りの銘柄をみつけてみてください。

フランスワインはこちらでご覧になれます。

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