jinjinGIN テイスティングレポート その9

テイスティングレポート

ここまで球磨焼酎の中でも選りすぐりの銘柄をレポートしてきました。

ここにきて、初の焼酎以外の酒種のレポートになります。

jinjinGIN」です。焼酎と同じ蒸留酒ですはあるのですが、

その名の通り、ジンになります。

なぜここにきてジンなのか。

それはこの「jinjinGIN」の原酒が球磨焼酎だからなのです。

jinjinGINとは?

熊本県初のクラフトジンになります。

生産者は球磨焼酎の蔵元、合資会社高田酒造場さんです。

球磨焼酎(米製です)にボタニカル(ハーブ、スパイス、果皮等)を

加え、再蒸留して造られます。

jinjinGINのボタニカルは、通常のジンに使われる

ジュニパーベリー(セイヨウネズ)のほかに、

熊本産の晩白柚、不知火柑、甘夏、晩柑、はるか、ゆず等の

柑橘類の皮や、天草で育ったローズゼラニウムを使っています。

おもいっきりローカル産品を詰め込んだクラフトジンとなっております。

当店では、球磨焼酎と同じ分類で陳列しています。

香りとうまみはジンそのもの。

原酒の球磨焼酎の風味は、ほぼ感じません。

でも素材として、そこそこの値段で売られる球磨焼酎を使用してある贅沢感。

しかも、原料の米の品質にこだわる合資会社高田酒造場さんの球磨焼酎です。

じゃがいも・ライ麦・とうもろこし・大麦など、

安い原材料を使用した原酒で造るジンと違い、

jinjinGINは純米製の上品な風格が漂っています。

テイスティングレポート

素材の味を確かめるにはストレートがいちばんなのですが、

このjinjinGIN、アルコール度数が47度と、

いつもいただいている焼酎よりかなり高いです。

ロックでいただくことにしました。

氷を多めに入れたグラスに常温のjinjinGINを注ぎます。

ビンの中のjinjinGINは透明なのですが、

グラスに注ぐと少し白く濁ります。

これは、香りとうまみを残すため、

ろ過を軽めにしてあるためです。

香りや味わいだけでなく、

色の変化も楽しめるようになっています。

肝心のテイスティングです。

ジュニパーベリーの風味はイギリスのドライジンと変わりなく、とてもいい香りです。

ジュニパーベリーに隠れがちですが、柑橘の風味とハーブの香りが

熊本らしさをうまく表現しています。

クラフトジンとしての個性を打ち出しながら、

全体的にうまくバランスがとれています。

それもそのはず、熊本市内のバーテンダーさんと

意見交換しながら、試行錯誤して出来上がったお酒です。

自信をもって熊本県産のクラフトジンとして

販売できる商品となっています。

飲み方の提案

これはもうカクテルベースとして申し分ない素材となります。

「ジントニック」「マティーニ」あたりが定番ですね。

単純に炭酸水や炭酸系のジュースで割ってもおいしいです。

jinjinGINの特徴は何と言ってもその香り高さです。

そのままストレートやロックで飲んでもおいしくいただけます。

ただ、アルコールはすこしきつく感じます。

アルコール度数が高いと、ビンごと冷凍庫に放り込んでも凍りません。

おもいきりトロッとなるほど冷やして飲むと、

味がしまりアルコールの刺激も弱まります。

それでもアルコールがきついと感じる方は、

トワイスアップといって、jinjinGIN5:水5で割って飲むといいと思います。

アルコール度数は23度〜24度に下がります。

本来の風味はそのままですし、なんといっても簡単です。

いろんな飲み方が楽しめるのがジンのいいところです。

飲み方のバリエーションは焼酎より広いです。

おいしい飲み方をみつけてみてください。

ラベル情報

商品名:jinjinGIN(ジンジンジン)

醸造元:合資会社高田酒造場

原材料:米、米麹、ジュニパーベリー、果皮、ハーブ

アルコール度数:47度

商品はこちらでごらんいただけます。

※テイスティングレポートと料理とのペアリングは個人の感想です。

いろいろ試してみて自分に合った楽しみ方を見つけましょう。

コメント

  1. […] テイステイングレポート・・・私個人の感想です。よろしかったら参考程度にご覧ください。 […]

  2. […] jinjinGIN テイスティングレポート その9熊本県初のクラフトジン「jinjinGIN… […]

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